御蔵島にイルカを呼ぶ「鳥」

待ち焦がれたパパラギダイビングスクールのドルフィンスイムツアーのシーズンが開幕しました!

国内で、しかも東京都で憧れの野生のイルカと泳げるなんて夢のよう!毎年大変人気のツアーとなっております。

御蔵に渡る達人たち

御蔵島ツアーを愛してやまない工藤インストラクターと蓑田インストラクター。この二人が凄いんです。どんなにイルカを知っていても、一緒に泳ぐのが上手でも、御蔵島に渡れなきゃ意味がない。

実は御蔵島の桟橋は小さく、就航率は70%ほどと言われています。ところがなんと、工藤インストラクターは「竹芝から船が出れば必ず着岸できる」勝率100%を誇ります。蓑田インストラクターは着岸は当たり前。それどころか「御蔵島に凪を呼ぶ」と言われるほど。

御蔵島のイルカ

どうしてイルカがいるか?

現地のドルフィンガイドの方々が一番聞かれる質問は「どうして御蔵島だけにイルカがいるのか?」です。

確かな事は分かっていませんが、答えは決まって「んーやっぱり水じゃない?」というもの。確かに御蔵島の原生林から流れ出る湧水が海へ注がれているのはあちこちで目にします。

御蔵島のように小さな島で、これほどまでに良質な湧水に恵まれているのは珍しく、隣の三宅島は御蔵島よりも大きいですが、島の水には硫黄が含まれるため飲めないのだそう。

思えば、御蔵島のイルカたちは想像以上に岸に近いところを泳いでいたし、今回一番イルカが多く見られたのは島の西側の大きな滝の目の前でした。

森から流れ出る「水」とイルカが無関係とは思えません。

御蔵の森の管理人

今回、ドルフィンスイムを案内してくれたガイドさんが、その「水」の出所を教えてくれると夜の森へ連れて行ってくださいました。

そこで見せていただいたのは、オオミズナギドリ

小さな鳥ですが自然界の栄養のバトンのキーマンを担う御蔵島の重要人物。海の栄養を鳥が島に運び、その栄養で森が育ち、森の栄養は雨が滝になって海へ還す。海はさらに豊かになる。御蔵島の自然の豊かさにはどうやら「鳥」が大きく関わっているようです。

御蔵島に来ると大きな自然の栄養の循環のシステムが小さな島に凝縮されていて、手に取るようにわかりやすい!

ちなみに、なぜ鳥が道端に落ちているかは御蔵島ツアーでぜひスタッフに聞いて見てください。想像を絶する理由があるんです(笑)

自然が目に見える島

御蔵島といえばドルフィンスイム!とイルカばかりに目がいってしまいがちですが、「なぜこの島だけ特別なのか?」に関心を持つと島全体がもっと面白く見えて来ます。

パパラギでは、ドルフィンスイムのインストラクションだけではなく、島全体の自然を体感できるプログラムもご用意しています。ぜひ、自然の面白さを肌で感じて見てください!

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