パパラギ撮影班が絶賛のBCD
水中写真を極めるなら撮影機材だけでなく、ダイビング器材にもこだわりたいところ。
その中でも、BCDは安定した撮影をするために大きなウエイトを占める器材です。
今回は、パパラギ撮影班が惚れ込んだ最新BCDを紹介します。
この記事を書いた人
中村卓哉氏、鍵井靖章氏、古見きゅう氏ら著名な水中写真家からの信頼も厚く、国内・海外の撮影旅行に同行することも多い。
ワンランク上の水中写真撮影を楽しめるBCD
今回はフォト派にうってつけのBCDを紹介しよう。
日本アクアラングから発売されるRogue(ローグ)だ。
このBCDの一番の特徴は、浮力部分が背中にあるバックフロートであること。
それによって、
・水中で抜群の安定感を得られる
・腕回りの動きを邪魔されることなく、圧倒的に自由な撮影を行える
・砂地に腹ばいになる撮影では、より生き物に近づいた撮影ができる
という恩恵を得ることができる。
それでは、具体的にその特徴とメリットを紹介していこう。
極端に軽量化を目指しながらもBCDとしての安全性、フィット感、耐久性などを模索しつつ進化を続けるシリーズの最新BCDだ。
これまでもZUMAなど折り畳めるBCDがあったが浮力が10kg(Mサイズ)とちょっと物足りなかった。あくまで海外のリゾートでWETスーツ着用、ウェイトを4kgも装着しない、なんてダイバー向けと言っても良かった。
今回のRogue(ローグ)はかなり違う。
Mサイズでの浮力は13.5kg、生地厚も420デニールと充分。
さらに肩と背中が当たるところのクッション性=フィット性はフッカフカで抜群。
実際にシリンダーに装着してみたところ。
左のポケットにはナイフを留められるハトメもあり、ポケットは折り畳み式で使いたい時だけ広げれば邪魔にはならない。
右のポケットにはオクトパスホルダーがあり、もちろんポケットも広げられる。
伊豆ダイバーならお馴染みのシュアロック・ウェイトシステムもある。これは背面に位置し、脱着は足元に向かって真下方向にするスタイルだ。
このウェイトシステムはオプションになので付けるかどうかは自由だが、DRYスーツとWETスーツを使い分けているダイバーなら付けておいた方がいいかもしれない。
バックフロートタイプなので水面で吸気したところでお腹周りへの圧迫感はゼロ!まったくなし。昼食後の2ダイブ目に「お、ちょっと苦しい…笑」なんてことはない。
無駄を削ぎ落とした前面
とにかくオヘソ周りにゴチャゴチャと物がない!ベルトの締め付け感もなし!
撮影をしようと腹ばいになる時にいつもよりスースーしている感じ。
DRYスーツだけで水底に腹ばいになっている感覚と言えばお分かりいただけるかもしれない。
ワイド撮影でのあともうひとアオリ!マクロ撮影時の魚の目線まで落としたいあのもうひと下がり、それがラクにできる!フォト派ならではのちょっとした「かゆいところ」に届くこの感じ、わかってくれるはず。
今までの自分のBCDとは明らかに違うこのスースー感!ww
今回はDRYスーツだったのでいつも付けているウェイトベルトも使用したがWETスーツであればベルトは不要でシュアロックにだけウェイトを装着すれば事足りるであろうからもっと腰周りがラクになる。
カラバリが豊富
Rogue(ローグ)はカラーバリエーションが豊富なのも嬉しい。
ブラダーカバーを自分の好みに変えられるのでダイビングに行く楽しみもグッと上がること間違いなし。
と言うワケで新しいBCDのご紹介でした。
フォト派の方、プロレベルの方はこのRogue(ローグ)はかなりオススメです。セカンドBCDどころかメインになるでしょう。
お問い合わせはパパラギ各店まで。各店に実物もありますので試着もできます。
お待ちしています!