フルフットフィンってどうなの?
中級者くらいのレベルになってくると気になる器材と言えば…?
そう!フルフットフィン!
一度は聞いたこと、見た事があるダイバーの方も多いはず。
今回は夏を前にフルフットフィンについての情報です。今年はフルフットフィンを買おうと思っている方は必見ですね。
今回は先日プロ(ダイブマスター)になった双子YouTuber、TWINSのコウさんに初めてのフルフットフィンを試してもらいます。
履き方・脱ぎ方
一番多い質問は「どうやって履くの?」です。
素足で履くイメージを持たれてる方が多いと思いますが、伊豆のようなビーチダイブのスタイルの時にはブーツを履いて使います。
こんな感じですね。
サイズはストラップフィンよりシビアなのでしっかり合わせて取り寄せる必要があります。
素足の時とブーツを履いて装着する場合とではワンサイズ変わるほどです。
履き方
履くときはフィンを写真のようにめくります。
かかと部分に外側から指をあてて折り返すイメージですね。
スリッパを履く要領でつま先を入れたらフィンのかかと部分を元に戻してあげれば装着完了。
脱ぎ方
単純にかかとを踏んで脱いでOK。
指でかかと部分をつまむようにして脱ぐのもアリです。
TUSAのカイルフィン
今回使ったフルフットフィンはこだわりが凝縮されたTUSAのカイルフィン!
色んなメーカーが扱うフルフットフィンの中でも痒いところに手が行き届いてるこだわりはコレ!
フットポケット部分のヘリのカーブが深め。
これによってくるぶしに当たって痛い、いわゆる「フィンずれ」がおきにくい。
これ大事ですよねー!
フィンずれすると痛くてキックしたくなくなるんです、でも水中で進むにはフィンキックをやめるわけにはいきませんから。
これはホントに嬉しい設計。
脱ぎ方のところで「かかとを踏む」とありましたが、そのかかと部分には3段の出っ張りが付きました!これで踏んで脱ぐ時にすべらない!ちゃんとかかと部分が引っ掛かって脱ぎやすくなるんですね。
さらにブーツにもこだわりが!
足首部分の角度は泳ぐときの足首の負担を軽減させます。
そしてかかと部分とつま先の特にフィンが「当たって痛い!」とよく言われがちなところには補強の生地が当ててあります。
そして土踏まず部分(写真の赤い部分)は実は内側にちょっと盛り上がっていて装着した時に足がブーツの中でズレにくいようになっているんです。
もう、「このフィット感がスゴイ!」とコウさんも絶賛。
素足で履くのをオススメしない理由
「フルフットフィンは素足で履くもの」と思われがちですが、海のプロからするとオススメはしません。これは磯が多いビーチスタイルの伊豆だからではなく沖縄やリゾートの暖かい海、ボートスタイルが主流であっても同じです。
理由はWETスーツの足首とフィンの隙間ですらサンゴやオニカサゴで怪我をしてしまったり、ボート上を素足で過ごしていると思わぬ怪我をする方が多いから。
蹴りやすさのヒミツとは?
さて、さっそく初夏の海でフルフットフィンの初体験!
コウさん、使い心地はいかがでしたか?
コウさん
「いや~、もう一体感が違います!なんでしょう、足の一体感!」
「推進力もいつもより増したイメージです」
きっとキックのチカラがそのまま推進力になるくらい蹴れたんでしょうね。
「水中の浮力もいつもより上手になった気がしますね、水平の姿勢も取りやすかったかも」
実はこのカイルフィン、他のフィンに比べて水をかく部分(ブレード)がちょっと短めの設計になっているんです。
これによって水をかきやすくバランスなども取りやすくなっているんですって!
「僕は水中でよく動いて遊びたくなるのと、エアも気になるのでカイルフィンがちょうどいいですね!」
誰にでも向いてるフィン?
「最初に買うならストラップフィンがいいかもしれないですね。初心者のうちはサッと脱ぎ履きできる方がエントリーエキジットでストレスがなくていいかも。」
「でもフルフットフィンの足へのフィット感やキックのしやすさは凄かったのでオススメ♪」
さすがプロのご意見!その通りかもしれませんね、フルフットフィンはサイズ合わせで失敗している方も多いようなので店頭できちんとサイズの確認をオススメします。
基本はジャストサイズです。写真のようにピッタリがいいですね。
指がすっぽり入ってしまうようなサイズだと潜っている最中に脱げてトラブルの原因にもなりかねません。
「というワケで僕はこの夏はフルフットフィンで潜り倒します!」
いかがでしたでしょうか?
◆水中の姿勢を改善したい!
◆キックが上手になりたい!
◆エアの消費をおさえたい!
という方にはオススメかもしれませんね。
この夏フルフットフィンを買い足そうとしている方は是非店頭でサイズ合わせなどスタッフに相談してみてくださいね。
カラーバリエーションも豊富で好みに合わせて揃えられますよ!
お待ちしています!