仕事柄よく聞かれるんですね。
「今までで一番の海はどこですか?」
難しい質問です。申し訳ないですが、いつもてきとうにパッと思いついた海を答えていました。
これからは久米島って言おうと思います。
ちょっとスゴすぎでした。
思えば、初めて久米島に行った時は先輩にこう言われました。
「久米島は何でもあるけど、何にもない島だよ」
と。
その時はザトウクジラの声を聞きながらマンタを見てEXしたら周りをハシナガイルカが飛び回っていて夢中で追いかけたっけ…
あれを超えることは無いと思っていました。その時はそのポイントでは40年ぶりのイルカだったそうな。
さて、今年の久米島はいかに。
「何でもあるけど、何にもない島」と言われる所以、
全てが揃った海があれば他には何もいらないと思えてしまう。今回のツアーで出会った生物を載せておきます。
1日目
マンタ×3
ザトウクジラ
ダイビングは一本で切り上げ、ダイビング船に乗りながらホエールスイムまでさせていただきました。
「こんなまったりした親子クジラ、しかもダイビング船で出会うなんて機会は1年に一回あるかないか」と言われました。
2日目
アオウミガメ
ギンガメアジの群れ
ガイコツパンダホヤ
ロウニンアジ
バラクーダ
イソマグロ
ザトウクジラ
3本目上がってきて誰も口にはしませんでしたが、
「これだけ見れればもういいでしょう…」
って雰囲気。もう帰っちゃおうか。
3日目
ハナゴイとカスミチョウチョウウオの群れ(個人的には久米島はこれが見れれば満足です)
マンタ
アオウミガメ
モンツキカエルウオ
キンチャクガニ
クロカジキ
クロカジキはEX後の船上は騒然。10年以上久米島で潜っているガイドの健太朗さんも数回しか見たことがないとか。
幸運が続くとこんなにも恐ろしいものなのですね。
4日目
コビレゴンドウ
ザトウクジラ
最終日はホエールスイムへ。
コビレゴンドウの群れは年に一回くらいの頻度だそう。
ホエールスイムは初日に出来ちゃってこれ以上ないはずだったんですが、これまた凄い。
冬の久米島で見たことのないほど晴れた天気。かつ白い砂地が見えるほど浅い深度で親子クジラがまったりしている悶絶級のシチュエーション。一日中遊べるなんてほんとこれ以上ないですよ。
恐るべき4日間。
「普通こんなことないですよ」
と毎日言われ続けた4日間。
薮崎はデジカメ持っていかなかったので、写真はホエールスイムに満足して休憩しているお客様のカメラをそっと泥棒して撮った一枚を載せておきますね。
その他の壮絶な写真はご参加いただいた皆さんのパパラギフォトコンテストのリゾート部門をチェックしてください。
琉球で最も美しいと言われる久米島の本気を目撃した幸運な参加者の皆さん
ありがとうございました!
東京店 薮崎