2024平沢ウニ+サンゴツアー〜前半〜

こんにちは!池袋店の小渕です。
先日9/28-29は、平沢ウニツアーを開催してきました〜!

同日に第8回パパカップで東伊豆が賑わっているなか、裏番組で西伊豆へ。
ウニだけになかなか尖ったツアーでしたので(笑)、早速レポートしていきまーす♪

初日は平沢ビーチでスペシャルイベント!

最初の話題はウニ!ではなく…なんとサンゴ。

ツアー初日は、PADI AWARE主催のサンゴ植樹イベントに参加してきました!

まずは潜る前に、サンゴの専門家の先生によるレクチャーからスタート。
サンゴはどんな生き物か?という話から、保全の話まで30分程。

平沢周辺の海に群落を形成するエダミドリイシというサンゴは、温帯性の枝サンゴです。

水深により枝が細かったり太かったりするそうで、異なる種類のサンゴ群落かと思われていたのが実は全部エダミドリイシで、5000平方メートルの群落を形成していた、なんて話もあるそう。

平沢周辺のサンゴは、1996年の冬季水温低下により半減、その後もガンガゼによる食害で更に減少。エダミドリイシは現在、絶滅危惧2類に指定されているそうです。

今年は海水温上昇により各地でサンゴの白化が話題になっていますが、水温低下や水質悪化、他の生物による食害など、サンゴがダメージを受ける要因は他にも様々です。

サンゴの植樹体験

レクチャーを受けたら、いよいよ水中へ!

平沢ビーチ(東側)のEN/EX脇で、1人2本ずつエダミドリイシをレンガの土台に植樹していきます。

サンゴを土台に固定するのに、水中で使える特殊な接着剤を使用します。


2種類の接着剤を持っていき…


水中で練って混ぜます。
ちょっとベタベタな練り消しゴムのような質感。グローブにくっつかないよう素手で、念入りにねりねりまぜまぜ。


レンガの土台の穴に接着剤を詰めて、サンゴを植樹します。


サンゴ固定中(お客様撮影)
こんな感じで植樹完了!接着剤は1日程で固まるそうです。


サンゴの保全は、「植えておしまい」ではなく、他の生き物に食べられないように保護したり、定期的なお世話や様子見がとても大事。

また見に行かないとですね。そして無事に育ってくれますように!

植樹後はそのままファンダイブ!

この日の平沢ビーチは水温25℃、透視度は8〜10m程でした。

泳いでいると、所々にサンゴがありますが、白化しているものもちらほら。


白化しているサンゴ(お客様撮影)
サンゴと共生する褐虫藻が戻ってくれば、また復活します。

勿論、ウニも見てきました!西伊豆でよく見かける子たち。


シラヒゲウニ(お客様撮影)


ラッパウニ(お客様撮影)

種類によっては体に小石や貝殻、サンゴのカケラなどをくっつけるウニもいます。

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ムラサキウニの殻をくっつけるタコノマクラ(お客様撮影)
覆い行動と言われる性質で、カモフラージュや流され防止、紫外線防止などなど…理由は諸説あるとされています。

たまに、ウニ殻をくっつけているウニを見かけることも…(笑)

サンゴも好きですが、やっぱりウニの話もしたい。でも既に長い!(笑)

ということで、続きは次のブログで紹介していきます!

後半もお楽しみに〜!

小渕