本州最南端でのダイビング
紀伊半島の南端に位置する串本は、本州最南端の地。
常夏の南紀と呼ばれており、陸上は温暖な気候です。
太平洋に面し、東西に長くのびた海岸線はこの地方の特徴であるリアス式海岸で、奇岩・奇石の雄大な自然美に恵まれています。
海は黒潮の恵みを受け、トロピカルな世界が広がり、岩を覆いつくすテーブルサンゴを目にすることができます。
串本の海はサンゴ礁の海ではありませんが、そのサンゴの多さからサンゴ礁生態系に匹敵する生態系を維持しているということで、2005年11月には非サンゴ礁では唯一「ラムサール条約」に登録されました。
串本は世界最北のサンゴの海なのです。
南紀串本の海
串本の海は大きく分けると「外海」と「内海」に分かれます。
外海はダイナミックな地形が特徴で、外洋の切り立った根にたくさん泳ぎ回る大型回遊魚やキンギョハナダイ、キホシスズメダイなどなど・・。
内海は、のんびりマクロなダイビングで根をじっくり見ると伊豆ではなかなかお目にかかれない南方系の生物たちを数多く観察できます。
そして、根を少し離れると大人気の「アザハタの根」があります。大きなアザハタが数匹住みつき、取り囲むようにしてイシモチの幼魚が大きな塊を作って絶好の被写体になってくれます!
ボートダイビング、ビーチダイビングどちらも楽しめますので、100種類以上のサンゴと沖縄と伊豆で見れる生物が入り混じる素晴らしい海を満喫してください!
南紀串本は東京からとてもアクセスがいいとは言えませんが・・、時間をかけてでも行きたい海があります!